キャンプでのマナーはキャンプ場のパンフレットに載っていることだけではありません!
初心者にとっては「こんなこともキャンプではマナー違反なの!?」と思う事も多々あります。

事実私も初心者の頃はたくさんのマナー違反をしていたよ…迷惑キャンパーだったかも…
皆さんには私の様にかっこ悪い迷惑キャンパーになって欲しくない!との思いで今回はキャンプでのマナーについて詳しくご紹介していきます!
キャンプに行く前にしっかり頭に入れて下さいね。
火に関するキャンプのマナー

キャンプは火を扱う事が多いです。
焚き火やBBQなどとても楽しいですが、気を付けなくてはいけないマナーもたくさんあります。

火に関することはマナー違反だけでなく、危険なこともあるのでしっかり確認していきましょう!
焚き火をする場所を考える
焚き火の火の粉は思ったより遠くまで飛び、テントや椅子・衣類などに穴をあけたり、最悪火災を起こすこともあります。


私も椅子やら靴やらタープやら色んなものに穴をあけてきたぜ…
自分のものならしょうがないですが、他人のものに穴をあけてしまっては大変!
「火の粉はよく飛ぶ」を頭に入れて、他人のテントやタープからは離れた場所で焚き火をしましょう。

煙も迷惑になるので、風向きも意識してくださいね…。(風上で焚き火しない)
風が強い日は焚き火を諦める、もしくは風防を利用するなど対策をして下さい。
我が家愛用のキャプテンスタッグ鏡面風防は、焚火が5つになってめちゃくちゃきれい&反射熱がすごいので冬は暖かくておすすめです!


芝生の上で焚き火をすると際は必ず「焚き火シート」を敷くのも忘れないで下さいね!
焚き火の処理方法や、焚火の楽しみ方など詳しくはこちらもどうぞ!↓
ゴミを燃やさない


焚き火をしているとついゴミも一緒に燃やしたくなってしまいますがダメです!
ビニール系を燃やすことは環境に悪い&臭いなどもちろんNGですが、紙類もダメ。
なぜかというと、紙類はあっという間に燃えて火の粉が多く飛ぶからです。

ティッシュなど燃やしたらフワフワとたくさんの火の粉が飛んじゃうよ…!
ゴミはキャンプ場の指示にしたがい、燃やすのではなく捨てて下さい。
ゴミを捨てられないキャンプ場も多いのでゴミ袋はしっかりと持って行きましょう。
炭や灰も「炭捨て場」にしっかり捨てましょう。
火消し壺を持っていれば炭の再利用が可能なのでおすすめ!
我が家の場合は100均でも売っているBBQ用のアルミホイルで作った「アルミ火消し袋」を持っていってるよ!↓
直火はしない(直火可のキャンプ場以外)

基本的に多くのキャンプ場では直火禁止です。

直火OKのキャンプ場もありますが、かな~りまれですよ
なので当然焚き火やバーベキューの際は焚火台やグリルを使用しましょう。
焚き火台を貸してくれるキャンプ場も多いけど、結構お値段高かったりするので、キャンプを続けたいと思っているなら買っておいた方がいいです。
我が家の大のお気に入り焚火台はコスパ最高のこちら!↓
火は一歩間違えれば大事故になる事を考える

火に関してはマナーはもちろん、危険性がたくさんあることをしっかり頭に入れておきましょう!
- 火の粉が飛べば火事になるかもしれない
- 一酸化炭素中毒をおこしてしまうかもしれない
- 着衣着火で大火傷してしまうかもしれない
- カセットボンベを火の近くに置いたら爆発するかもしれない
事故を起こしてしまったら当然まわりの利用客にも多大な迷惑をかけることになります。

場合によってはケガをさせてしまう事もあるかもしれません…!
「迷惑をかけない」というマナーの面でも火の危険性についてはしっかりと頭に入れておきましょう。
キャンプの危険性や注意点についてはこちらで詳しくご紹介しています!↓
キャンプで過ごす夜に注意したいマナー
キャンプで特に注意したいのが「夜の過ごし方」について。

夜のマナー違反は他のキャンパーに本当に迷惑になるのでしっかり守りましょう!
夜10時以降は静かにする


これは絶対守るべき!夜10時以降は静かにする!!
キャンプでの就寝時間は早いです。(その分朝は早い)
夜10時には寝る方も多いので静かにしましょう。

テントは遮音性がほぼないので、ヒソヒソ話も聞こえるよ…。騒がしい人のせいで眠れなかったことも多いから皆は気を付けて…
キャンプの夜はお酒が楽しみな方も多いと思いますが、お酒を飲んで大騒ぎ&大声を出すのは絶対にやめましょう。

マジ迷惑!!ほんとにやめて!
お酒はしっぽり静かに、大人な晩酌をして下さい。
あとは自分でイビキがうるさいと自覚している場合は、イビキ対策もお願いします。
「静かにする」は喋り声だけでなく、ペグ打ちや音楽、携帯電話の着信音なども当然含まれるので注意して下さい。
音楽に関しては昼間でも小さい音で聞きましょう。(楽器演奏なども)

自分にとって心地よい曲でも、他人にとっては不快かもしれません。
車のドアの音やエンジン音には注意

静かなキャンプ場での車の音は、とてもうるさく感じます。
車の走行音はもちろん、アイドリング中のエンジン音、ドアの開閉音などかなり遠くまで響くので夜は特に気を付けましょう。

ドアを閉める「ドンッ」という音は、銃声に聞こえる事があるくらいビックリするから、ほんと静かに閉めて欲しい…!
夜間は車のドアは静かに閉めるのはもちろん、緊急時を除いてエンジンをかけるのもやめましょう。
就寝時食べ物はすべて車やテント内に入れる

就寝時に食べ物を外に置きっぱなしにするのは絶対NGです!
キャンプ場の周りには野生動物がたくさん!

食べ物の匂いを嗅ぎつけた動物(カラス・たぬき・イノシシ・鹿など)に食べ物を漁られちゃいます…
ラップやアルミホイルで蓋をしても無駄です。(やられた)
夜間のトイレ使用時、ドアを乱暴に閉めない


これは私の個人的なお願いです…!
先日のキャンプで、トイレに近いサイトを利用した時のこと…。
さて!寝るぞ~!と思ったら、「バンッバンッ!」とけたたましい音が。
はじめは車のドアを閉める音だと思っていたのですが、あまりの頻度の多さに途中でトイレのドアの開閉音だと気づきました…。

もうね、めちゃくちゃうるさいんですよ!
なんで夜なのにあんなにバンバンしめるのさ!と思いつつ文句をいう訳にもいかず、中々眠れない夜を過ごしたフラミン子でした。
もうトイレの近くのサイトは取らない…。と思ったのと同時に自分はトイレのドアを静かに閉めるようにしようと誓いました。
皆さんもトイレの近くのサイトの人のために!トイレのドアは静かに閉めましょう!
他にも様々なキャンプ失敗談をご紹介しています!↓
サイトに関してのキャンプのマナー
多くのキャンプ場では区画分けがされており、自分のスペースが決まっています。
その区画のことを「サイト」と言いますが、今回はサイトについて知っておきたいマナーを3つご紹介!
他のサイトを横切ったり入ったりしない


自分のサイト=自分の家なんです!
なので他人が自分のサイトに入るというのは、不法侵入と同じことなわけです。
「トイレ行くにはここを横切った方が早いやぁ~!」と他人のサイトを横切ったらお縄です。はい。
と言うのは大げさですが、認識的には間違っていません。

単純に自分のスペースに他人が入ってくるのは嫌ですよね
大切なキャンプ道具を壊されたりしたら大変!
大人だけでなく子供にも「他の人のサイトには入っちゃいけない」という事を教えてあげてください。
隣のサイトにはみ出したり近づきすぎたりしない
隣のサイトにはみ出すのはもちろんNGですが、近づきすぎるのも考えもの。
狭いサイトの場合はしょうがないですが、広いサイトだったら隣との間隔を広めにとった方がお互い気持ちよく利用できます。
子供のボール遊びなど他のサイトからは離れた場所で

ファミリーのグループで来ていて大勢の子供がいる場合、ボールやフリスビーをやっているのをよく見かけます。

時に他の利用者の近くでやっていて、見ているこっちがヒヤヒヤしてしまうことも
ボールやフリスビーなどはどこに飛んで行ってしまうかわかりません。
キャンプ場には高価な道具もたくさん!ボールが当たって壊してしまったら大変です。
ボールなどで遊ぶ際は、他人のサイトからは離れた十分なスペースがある場所で、周りに配慮して遊ぶ必要があります。

子供の安全のためにも、親がマナーを教えてあげることがとても大切です!
子供との遊びなら↓こちらもおすすめ!


他にもまだまだある!キャンプのマナー
他にも気を付けたい!キャンプでのマナーを3つご紹介!
木を切らない


「この枝、邪魔だから切っちゃえ!」はダメ絶対!
当たり前ですが、キャンプ場の木を勝手に切ってはいけません。
例え細い枝であっても勝手に切るのはNG。どうしても設営に邪魔などの理由であれば、管理人さんに伝えて切ってもらいましょう。

落ちている倒木や枯れ枝を切って薪にするのも、キャンプ場によってはダメなことがあります。
落ちている木を使っていいかどうかは、キャンプ場に確認してから使いましょう。
炊事場を占領したり汚したりしない
グルキャンでキャンプをしている人たちでたまに見かけるのが、大勢で炊事場を利用して占領してしまってる様子。

あの…、私もお皿洗いたいんですけど…
と思いつつ、空くまで待つわけですが、たいてい喋りながら洗っているのですごく時間が掛かります。
炊事場の占領は、他の利用客にとってもめちゃくちゃ迷惑な行為なので止めましょう。

そして炊事場をキレイに使うことも大事!
食べ残しが排水口に溜まったら、必ず掃除をしましょう。
次に利用する人が気持ちよく使えるようにすることが大切です。
立ちションしない

当たり前だろ!と思うかもしれないですが、結構います。立ちションしてる人。
トイレから遠いサイトや、夜中にトイレに行きたくなったときはその辺でしちゃいたい気持ちもわかりますがやめましょう。

キャンプ場では誰が見ているかわからないし、おぴっこの匂いは結構強烈!
どうしても夜中にトイレ行くの怖い!って人は携帯トイレを使うと楽チンですよ。
繰り返し使えるし、女性でもおぴっこが漏れることもありません!(フラミン子も愛用)
女性でも立ちションできるGOGIRLは、キャンプ場では使わないでね!↓
キャンプ場ではない場所(野営地)でのマナー

最後にキャンプ場ではない、河川敷や海などでキャンプを行う場合に絶対に守るべきマナーをご紹介します。
管理人や明確なルールがない場所だからこそ、自然や地元の人にに対し「キャンプをさせてもらっている」と意識することが大切です。
フラミン子ブログでは多くの神奈川県の野営地をご紹介していますが、必ず守って欲しいのが下記の4つです。
- ゴミや炭はしっかり持ち帰る
- 他に利用者がいる場合はキャンプ場と同じくマナーを守る
- 直火はせず焚火台を使う
- 地元の人に配慮した行動をとる(大声で騒いだりしない)
原状復帰を行なう
日本全国どこの河川敷や海でも直火は禁止されています。
なぜなら野営地と言われる河川敷や海は、市区町村の自治体が管理や清掃をしており、直火は清掃の手間を格段に上げてしまうため、禁止しているのです。
詳しくは下記の記事でご紹介していますが、無料で利用できる野営地だからこそ、ゴミや焚き火の始末はしっかりしましょう。


キャンプで絶対守るべきマナー14選!:まとめ
キャンプのマナーに関しては暗黙のルールのようなところもあり、初心者の方にはビックリすることもあるかと思います。
キャンプ場は多くの人たちが利用する場所。
お互いに気持ち良く利用するにはマナーは必要です。

しかし、あまり気にしすぎてもキャンプを楽しめないので「自分がされて嫌なことはしない」を前提に考え行動すれば、おのずとマナー違反にはならないはず
自分も周りの人も楽しいキャンプにするために、最低限のマナーには気を付けていきたいですね。
キャンプで危険な目に合わないためにはこちらもぜひご覧下さい!↓




