三浦半島に住む我が家は海でデイキャンプをすることが多いのですが.
ふとした疑問が…
海ってどこでも焚き火やバーベキューをしてもいいの?
今までしっかりと考えたことがありませんでしたが、そもそも海岸でだれのもの?
海で焚き火って法律的には大丈夫なの?直火をしてもいいの?など次々と疑問が湧いてきました。
ってことで!今回はそんな【海の砂浜での焚き火】について詳しくご紹介ていきます!
海岸で焚き火をしてもいいの?法律はどうなってる?
まずはじめに結論を言うと、【イイところとダメなところがある】です
結論になってないぞ!
法律から見ていくと【海岸は公共空間であり、だれもが自由に使える「自由使用」が原則である】と海岸法で決められています。(一部占用許可された海岸を除く)
しかしどの海岸も必ず自治体が管理しており、その自治体が決めたルールに従う必要があります。
どの海岸でも基本的に直火は禁止されているので(詳しくは後程記載)、キャンプファイヤーなどの大きな焚き火はできません。
あくまでも焚火台を使用した「軽微な焚き火」のみ可能になります。
焚き火ができる海岸はどんなところ?
では焚き火ができる海岸はどんなところなのか?
- 【BBQ禁止】等看板がない海岸
- 民家が近くない海岸
- 普段は焚き火OKでも、海水浴シーズンで人が多い場合はNGなことも
まずチェックすべきは看板です!
海岸の入り口などに【バーベキュー禁止・焚き火禁止・キャンプ禁止・火気厳禁】などの看板がないかチェックしましょう。
こういった看板がある場合はもちろん焚き火禁止です。
【焚き火禁止】の海岸が増えないようにマナーをしっかりと守る必要があります。
そして他にも、民家が近くにある場合も気を付けましょう。
焚き火の煙は思った以上に遠くに飛び、近くに住む方々に迷惑がかかります。
家の暖炉から出る煙が問題になる事も多いので、同じような認識で焚き火の煙も気を付けないとね…
近くに民家がある海岸では、風向き等も考えてなるべく民家から離れた場所でやる必要があります。(もしくはやらない)
そして普段は焚き火OKでも海水浴シーズンはNGになる海岸も多いので注意しましょう。
そもそも真夏の人が多い海岸で焚き火は、多くの人にとって迷惑であると思うのでやめておきましょう
海岸で焚き火をするときのルールと注意点
海岸で焚き火をする際守るべきルールと注意点をご紹介します!
直火は禁止!必ず焚火台を使用する
海岸ではよく直火をしている人を見かけますが、基本的に直火は禁止されています。
なぜ直火が禁止されているのか?
それは直火をしてしまうと後片付けが大変になり、炭や薪を放置する人が多くなるからです…!
残された炭や薪を清掃するのは、海岸を管理している人になるわけで、時間もお金もかかります。
さらに直火をする場合は石を使うことになりますが、石は焼かれると黒く汚れてしまいます。
いくら炭をすべて持ち帰っても、黒くなってしまった石をもとに戻すことはできません。
美しい海岸を保つために、直火は絶対に行ってはいけない行為です
おすすめの焚火台はこちら!↓格安でとっても使いやすいです!
焚き火後の薪・炭・灰は必ず持ち帰る
焚き火後の薪・炭・灰は必ず持ち帰りましょう。
炭はそれ以上分解されないので、そこに残したらず~っとゴミとしてそこにあり続けます。
炭の放置はゴミの不法投棄と同じく犯罪です!
そして灰に関しても、灰が海に流れてしまうと海の汚染にもつながるほか、海の動植物にも悪影響がありますので、灰も含めてすべて持ち帰る必要があります。
ちなみに海岸に落ちている流木などを燃やした場合でも、炭になったものに関しては必ず持ち帰ってくださいね!
そして何より、焚き火跡をそのままにしてしまうと、さらなる焚き火跡を増やしてしまう事につながってしまいます。
「そこに炭が放置さているんだから、私もいいよね」となってしまうのが悲しき人間の心理です。
そうならないように、1人1人が確実に焚き火後の後始末をする必要があります。
焚き火の処理方法など詳しくはこちらもどうぞ!↓
炭や薪を消火する際に砂に埋めるのはNG
海でよく見かける【砂の中に炭を入れて火を消す】という行為も絶対ダメです!
埋めたまま帰るのは不法投棄と同じくダメですが、「後で取り出すつもり」でも埋めるのもNGです。
知らずに踏んでしまえは大火傷になる可能性があるからです。
実際に友達が子供の頃、砂に埋められた炭を踏んでしまい火傷を負ってしまいました
そして細かい炭をすべて回収するのは難しいし、どこに埋めたかわからなくなってしまう事もあります。
炭を消す際は火消し壺に入れるか、水に入れるなどして消火しましょう。
最近ではコンパクトになる火消し袋も登場し便利です!(燃えている炭を入れることはできません)
BBQ用厚手アルミホイルを使った【火消しアルミ袋】もおすすめ!
フラミン子のInstagramでも発信しているのでこちらも要チェック!
2024年1月現在フォロワー2万人のフォロワーがいるフラミン子のインスタグラムでも、この問題について発信しているのでこちらもぜひご覧ください!↓
風に注意
海は山の中などとは違い、遮るものが何もないので風が強いことが多いです。
一日中無風であることの方が少ないので、海岸で焚き火の際はそのことを頭に入れておきましょう。
風が強いと火の粉が遠くまで飛んでしまい、思わぬ火傷や火災につながることも。
実際に風で飛んだ火の粉によって椅子やテントが溶けてしまったり、燃えることも良くあります
化学繊維を使ったフリースや毛羽立っている素材の洋服を着ている際は特に注意が必要で、あっという間に全身に火が回り大事故になる可能性があります。
焚き火の際は服装を綿100%のもにするほか、風が強い時は焚き火を止める決断も必要です。
海岸の焚き火であると便利な道具
海で焚き火をする際には焚火台と火消し壺は必須!
焚き火台や火消し壺は好きなものを使うとして、他にもあったら便利な道具をご紹介します!
風防
風が強いことが多い海岸での焚き火では風防が大活躍!
我が家も使用している60cmの大きな風防は、あるのとないとじゃ大違いです。
風防で囲うだけで火の安定感が全く変わるし、冬はとっても暖かいですよ
キャプテンスタッグのステンレス製鏡面リフレクターもめちゃくちゃおすすめです!
鏡面になっているので、一般的な風防とは比べ物にならないほど反射熱が暖かく、反射する炎もすっごくキレイです
ペグ
焚き火以外にテントやタープを建てる場合は、ペグに注意が必要です。
普通のまっすぐなペグではすぐに抜けてしまうので、サンドペグを使用しましょう。
我が家の場合はサンドペグではなく、プラ杭を使用しています。
お値段50円ほどと激安ながら、全然抜けないので砂地ならこのプラ杭はとてもおすすめです。
まとめ買いならこっちも最高!↓
ワンタッチタープ
何度も言いますが海岸は風が強いので、オープンタープだと設営が大変です。
我が家愛用のワンタッチタープは3分で設営ができ、設営後もどっしりと安定感がありオープンタープに比べると風にも強いです。
海でのタープはワンタッチタープの方が絶対におすすめです!(実際に海ではワンタッチタープ使用率が高め)
GOGIRL
トイレがない海岸も多いですよね。
そんな場所で焚き火をしたい!なんてとき女性は困ります。
が、GOGIRLがあれば大丈夫!女性でもトイレの心配なくなります。
なんたって女性でも立ちションできちゃうんだから!
詳しくはこちらをどうぞ↓
焚き火ができる神奈川県のおすすめの海岸
焚き火をするのにおすすめな神奈川県の海岸をご紹介します!
和田長浜海岸
三浦半島で焚き火&キャンプをするなら一番おすすめの和田長浜海岸!
すぐ近くに無料駐車場があり、トイレもある。
週末ともなるとたくさんのテントが建ち並ぶキャンパーに大人気の海岸です。
梅沢海岸
いわゆる湘南と言われる場所にある【梅沢海岸】は、大磯ロングビーチからもほど近く、長い浜が気持ち良い海岸です。
こちらの海岸も無料駐車場が砂浜からすぐ近くの場所にあり、焚き火をするのに最高の海岸です。
城ヶ島
三浦半島の最南端に位置する、神奈川県最大の自然島である「城ヶ島」。
懐かしい雰囲気のある城ヶ島ですが、バーベキューや焚き火ができる海岸が数カ所あります。
ちょっとした旅気分でおでかけして焚き火をするには素敵な場所です。
観音崎公園
三浦半島の横須賀市にある「観音崎公園」は焚き火OK、タープやテント設営OKとキャンパーには嬉しい公園です。
バーベキューエリアであれば、芝生や砂浜など好きなシチュエーションで綺麗な海を見ながら焚き火が楽しめます。
三浦海岸
三浦海岸は三浦半島の東南部に位置する海岸で、横須賀市野比から三浦市南下浦金田まで約10kmにわたり長く続く海岸です。
無料駐車場も砂浜からすぐ近くにあり、荷物の移動も楽ちん!
広い海岸で焚き火をするのは気持ちがいいですよ♪
砂浜で焚き火をしてもいいの?海岸での焚き火のルールと注意点:まとめ
海の砂浜での焚き火は本当に気持ち良いもの♪
水平線に沈みゆく夕日を見ながら焚き火なんて本当に最高よね
皆さんも必ずルールやマナーを守って、海での焚き火を楽しんでみてはいかがですか?