
焚き火最高!!
と、目をキラキラ輝かせて独りごと言っちゃうくらい、焚き火が大好きな私。
何がそんなに楽しいのかって?

わかりません!
理由なんていらないくらい、楽しいから♪
と、まぁ私が焚き火好きな熱量は十分伝わったところで、具体的な「焚き火の楽しみ方」を詳しくご説明していこうと思います。
- 焚き火の楽しみ方を知りたい
- 火起こしの方法もちょっと知りたい
- マナーや注意点なども知っておきたい

などの疑問や興味をお持ちの方は是非ご覧下さいワン!
焚き火の魅力
私が思う焚き火の一番の魅力は、「自分で火を育てる」という事。
何もない状態から火を起こし、小さかった火が徐々に大きくなっていく。
そしてメラメラと大きく育った炎は、“自然のテレビ”ごとくいつまで見ていても飽きない。
しばらく眺めて楽しんだ後は、すべてを灰にするまでじっくり焼く。その時炎は見えなくとも、赤く光る炭から出される熱で私をポカポカに暖めてくれる。
そしてすべては灰になり、またやりたい!とすぐに思うのであった。。

下手くそなポエムみたいになってるぞ!

つまり、焚き火は楽しい!ってことを言いたいの!
そして、もう一つ重要なポイントは、誰かにやってもらうのではなく「自分で火を起こす」という事。
なぜなら、実は私、昔は焚き火の楽しさがわかりませんでした。
それは夫に全てを任せて、私は火を眺めているだけだったから。
でも、いつからか自分で火を起こし、薪の追加などもやるようになってから、すっかり焚き火の魅力にはまってしまったんです。
何事も「自分でやってみる」ってとっても大事。
もし、焚き火の魅力を誰かに伝えたいと思ったら、実際に自分でやってもらうのが一番わかりやすい方法かもしれません。
キャンプでの焚き火の楽しみ方:準備編

焚き火は準備が大事だぞ!
焚き火をする前に、知っておきたいこと・やっておきたいことをご紹介します。
焚き火ができる場所
焚き火は「どこでもやっていい」というわけではありません。
基本的には、焚き火が許可されたキャンプ場や公園などでやるのがおすすめ。
もしくは、河原や海岸では「軽微な」焚き火はOK。
ただし、自治体によっては焚き火禁止にしているところもあるので注意です。
↓こちらは焚き火OKの公園


焚火台
焚き火をやる時には、「焚き火台」が必要です。
直火でやることも出来ますが、多くのキャンプ場や公園では直火禁止。
海岸や河川敷でも直火は環境を荒らすことにもなるので、なるべく焚き火台を使いましょう。
初心者でとりあえず焚き火してみたい!というのであれば、いくらでもお安い焚き火台が売っています。
複数人だったらこれなんか安くておすすめ↓
ソロならこんなのでも十分楽しめます↓(私も愛用中)
バトニング
では早速焚き火の準備開始!
はじめに火を起こすときは、大きな薪では火を着けるのが大変なので、バトニングをして薪を小さく割っていきます。

わたし、バトニング大好き!!
そう、バトニングは焚き火をする上で、楽しい事の一つ。パンパンとナイフを叩いて木を割っていくのって快感です(笑)

開脚キャンパー的バトニング
何かの憎しみを込めて、ナイフをぶっ叩きましょう♪
一口に薪と言っても、木材によって燃え方が変わります。
- 針葉樹(スギ・ヒノキ・アカマツ・カラマツ等)は着火はしやすいですが火持ちが悪い。
- 広葉樹(ナラ・クヌギ・サクラ・アカシア・クリ・ケヤキ等)は着火はしずらいのですが、火持ちがとても良い。
フェザースティック
「フェザースティック」とは、薪などの木の表面をナイフで削り、あたかも「鳥の羽根(フェザー)」のようにして、火がつけやすい状態にすることを言います。
正直、わざわざフェザースティックなんてもんを作らなくても焚き火はできます(笑)
ただ、削るの楽しいんですよ♪
小学生のころ鉛筆をひたすらナイフで削った思い出誰にでもあるでしょ?そしてザックリ指を切っちゃったりしたでしょ?(私だけ?)
そんな小さな頃を思い出させてくれるのがフェザースティック作り!

でも、これが難しい。。
私が作ると、ただの「トゲトゲした枝」になっちゃいます。。

開脚キャンパーフェザースティックを作る
こればっかりは練習あるのみ!だそうなので、頑張るっ!
キャンプでの焚き火の楽しみ方:火起こし編

さぁ、実際に火を起こしてみましょう!
着火の方法
火を起こす方法はさまざま。
- 木の摩擦で火を起こす「きりもみ式」などの原始的な方法
- 火打石
- ファイヤースターター
- 虫眼鏡
- ライター
- バーナー
※私が思う難しい順
100均でも売っているファイヤースターターですが、初心者が火を起こそうと思うと意外と大変です。
でも、火が点いて大きく育った時の喜びはひとしおで焚き火に愛着がわくことは間違いなし♪

挑戦してみてダメなら、ライターって手もあるしな

杉の葉に太陽光を当てるとすぐに火が点きます
虫眼鏡も簡単に火を起こせちゃう♪子供と一緒にやるのも面白いかも。
ちなみに、以前夫と二人で「ひもぎり式」の火起こしに挑戦しました。大変だったなぁ。
いよいよ着火!

ここでは、ファイヤースターターを使った着火の方法をご紹介します
ライターなどで着火する場合も、同じ工程で簡単に火を大きくすることができると思います。
まずは燃えやすいように、麻ひも(100均で購入できますよ)をほぐします。
麻ひもだけだとすぐに燃え尽きてしまうので、その周りにフェザースティックや細かい枝などを置いていきましょう。
画像のようにやぐらを組むような形にしても、空気が入りやすくなって良いですよ。
海の砂浜には乾燥した小枝が沢山落ちているのでそれを使うのも◎

本当に簡単に火を起こしたい場合は、ライターと着火剤で速攻だワン!
準備ができたら、麻ひもめがけて、ファイヤースターターで火花を散らす!

何度も擦るざます!
徐々に大きな薪を加えていくと、炎はどんどん大きくなっていきます。

開脚キャンパー火吹き棒を操る
火吹き棒も一緒に使うと、更に早く火が育ちますよ。

火吹き棒は、焚き火の途中で火が消えそう!なんて時も、優しく「フ~~」っと吹けば、ボッと火がまたつくので面白いし楽しいです♪
火が育ったら後は・・・
火が育ったら、後はゆっくり炎を眺めて焚き火を楽しみましょう♪
- ただボーっとする
- お酒をちょびちょび呑みながら、ボーっとする
- 本を読みながら、ボーっとする
- お話に花を咲かせつつ、ボーっとする
- 焚き火でお湯を沸かして、コーヒーやカップラーメンを食べてボーっとする
- スモア(焚火で焼いたマシュマロをチョコとビスケットで挟んだお菓子)を作ってむさぼり喰う

ようするにボーっとしてるだけじゃないか!

スモアを食べてるときだけはボーっとせずに、むさぼり喰うよ♪

開脚キャンパー焚き火を眺める
ほんと「自然のテレビ」なんて言われてるだけあって、いつまで眺めてても飽きません。
焚火を眺めているだけで、うつ病の改善や子供の注意力の向上に効果があるという研究結果もでています。
昼と夜では違う顔を見せてくれるのも焚き火の良いところ♪
同じ焚き火台ですが、昼と夜では炎の見え方が全然違いますよね。
昼間の炎は透き通っているような優しい灯りですが、夜の炎は力強く、小さな炎までよく見えるため、焚き火の動きが良く見えてとても面白いです。
アートファイヤーもおすすめ♪
焚き火が七色に変化して、美しい炎になります。

正直、映画観るより集中しちゃうよね
焚き火の終わりは・・・
たっぷり焚き火を楽しんだ後は、しっかり片付けましょう!
最後までしっかり薪を燃やしつくして灰にするのが、カッコイイ焚火の終わり方。
ちなみに、炭になる手前の熾火【おきび】(着火した薪や炭が炎を上げず、芯の部分が真っ赤に燃えている状態)の状態も、暗い中で見ると中々綺麗です。
残った灰は、十分冷めたのを確認してキャンプ場の炭捨て場に捨てるか、なければゴミ袋、もしくは★火消し壺に入れましょう。

だいぶ錆びちゃった愛用自作火消し壺
★焚き火をやるなら火消し壺を持っておきたいところ!
炭の状態で火消し壺に入れれば、次の焚き火の燃料にも使えるし、後始末も楽になります。
焚き火のマナーや注意点

ここで、焚き火をやる上でのマナーや注意点を確認するワン!
- 直火は基本的にNG
- 後片付けはしっかりする
- 子供と一緒にやる時は絶対に火に近づかないよう説明する
- キャンプ場などの決まったルールは守る
- 風向きにも考慮し、周りに迷惑の掛からない場所でやる
- テントやタープの近すぎる場所ではやらない
- ゴミなどを燃やしたりしない
- 火が点いたまま寝ない
- 服装にも注意
火の粉というのは意外と飛ぶもので、溶けやすいポリエステルのテントやタープ・バッグや服なんかもいつの間に穴が開いてしまうので要注意。

お隣のテントに穴開けたら大変だもんなー
子供と一緒に焚き火をするときは本当に注意してください。
まだ言葉をしっかり理解できなかったり、はしゃいで危ないと思う時は囲炉裏テーブルを使うのも◎。
我が家もよく利用していますが、かなり安全性は高まります。
服装は綿100%のものがおすすめ。
ワークマンでは安くて焚き火にもピッタリなコットン100%のウェアが売ってますよ。
そして、最後はとにかく後片付けをしっかりすること!
炭は自然に帰りません。
さて、なんで、炭は「自然に帰らないのか?」。ここで炭とは何か、思い出してみましょう。炭は、木などを蒸し焼きにして炭化させたものです。炭化すると、ほぼ炭素の集まりになります。成分だけでいうと、グラファイトとかダイヤモンドと同じですね。
つまり、残してしまった炭は、炭のままず~っとそこにあり続けるわけで、それはあたかも消えない落書きをするようなものではないでしょうか?

海岸でも炭がそのまま捨てられているのはよく見ます。。
そういった一部のマナー違反者のせいで、三浦半島の海岸の一部では「キャンプ禁止」になってしまったところも。
炭は残さずしっかり持ち帰るのは、焚き火をする上での一番のマナーだと思います。
まとめ:【キャンプ初心者必見!】焚き火の楽しみ方について詳しく解説!

とりあえず、焚き火やってみよう!
ここまで散々説明してきて何ですが、実際にやってみなきゃ焚き火の魅力はわからない!
そして、やってみたら95%くらいの確率で焚き火の虜になっちゃいます。
焚火は準備から片付けまですべての工程が楽しい♪
マナーはしっかり守り、安全で楽しい焚き火を沢山楽しんでください♪

