キャンプではテントやタープの設営などで「ロープを結ぶ」機会がとても多いです。
皆知っている固結びは解くときが大変だし、ちょちょ結びではすぐに解けて危険…。
なのでせめてこれだけは覚えておいた方いい!と私が思い厳選した【キャンプで使えるロープワーク4種類】ご紹介します!
私、固結びとちょうちょ結びしかわからないんだけど…!
という方はぜひご覧下さい!
結びの王様!何にでも使える【もやい結び】
木にロープをかけるときによく使われるもやい結び。
テントやタープ本体にロープを結ぶ際や、張り綱を木に結んだり物干し用にロープを張ったりと、用途は多岐に渡るため、覚えておくと大変便利です。
結ぶのも解くのも簡単だし、作った輪の大きさが変わらないからテントやタープを痛めることもなくとても便利な結び方です!
更に強い風が吹いたときなど、ロープにはかなりの力がかかりますが、もやい結びで結んでおけば解ける心配はまずないでしょう。
素早く結べて解くのも簡単、強度も高く信頼性の高いことから「キング・オブ・ノット」結びの王様とも呼ばれます。
- ループを作り固定物に巻き付ける
この時、図の「短い両矢印」の距離が短いほどしっかり固定できます - 末端を矢印のように通す
- 末端を再びループに通す
- 結び目を締め付ける
- 回しながら締め付けていく
この時、末端のロープが長めになるようにしてください
完成!
動画もチェック!↓
【もやい結び】については、下の記事でめちゃくちゃ詳しく解説しています!
自在金具が無くても大丈夫!【自在結び】
テントやタープを張る時に、ペグにつなげてからロープを調整しますよね。
その際に多くの方は「自在金具」を使っていると思います。
今回は一番簡単でオーソドックスな自在結びをご紹介します。
我が家はいつもこの方法で結んでいますが、緩んだりほどけたりすることなく、使えているのでおすすめですよ♪
- ロープをペグに通し、上から2回巻く
- 巻いたロープをぎゅっと引っ張り、一番上に持って行く
- 矢印のように穴に通す
- 引っ張たら完成!
これで結び目が移動し簡単にテンションの調整ができます!
自在結びを覚えると「自在金具は必要ないんじゃ…?」と思うほど便利ですよ。
自在金具が足りないときや無くした時なんかに覚えておいて損はありません!
動画もどうぞ!↓
輪を締めれる【エバンスノット】
エバンスノットは結び目部分が移動し、輪をきゅっと締められるため、木にロープを固定する際も移動しないので便利。
他にも、ペグが打てない場所でテントやタープを張る時に、ペグ代わりに石やペットボトルを使う際にエバンスノットで結べばしっかりと固定できるので安心です。
- 固定物に巻き付け矢印のように巻き付ける
- 矢印のように2回程度巻く
この時、左手の親指に巻くと簡単です(左利きの人は右親指) - 末端にループを通す
(親指を抜いてできたループに通す) - 結び目を締める
- 完成!
結び目が移動でき縮めたり緩めたりが簡単にできます
画像では固定物に巻いていますが、何にも巻かずに同じ工程で大きなループを作ることもできます。
こうすれば石やペットボトルに巻き付けるのも簡単。
輪がきゅっと締まるのを利用して、取っ手がない(例えば懐中電灯や水筒)ものもロープに結ぶことが簡単にできます
ロープ一本でおしゃれに吊り下げられる!【よろい結び】
キャンプに行くと色々と物をぶら下げたいと思いませんか?
乾かすためだったり、ごちゃつかないように整理のためだったり、おしゃれのためだったり。
専用の「ループロープ」も売っていますが、そんなの買う必要なし!
ロープだけで簡単に物を吊るすためのループができる方法をご紹介します。
- ループを作る
- 矢印根元を引っ張る
- 小さい輪に通す
- 引き出す
- 結び目を締めて完成
難点は、沢山ループを作ってしまうとロープが短くなってしまうこと。
沢山ループを作りたい時は長いロープを用意すると良いでしょう。
エバンスノットや自在結びなどキャンプで使えるロープワーク4選!:まとめ
正直ロープワークを知らなくてもキャンプはできるし、極端に困ることはありません。
でも知っていたらめちゃくちゃ便利なことは間違いなし!
ロープワークができるだけで、玄人キャンパー感がでてカッコイイし…(笑)
キャンプ以外に日常でも使えるので知っていて損はないはずです!
練習すると面白くて、気づけば何時間もロープをいじくりまわしていることもあるので注意ですが、ぜひ皆さんも今回ご紹介したロープワークをキャンプで使ってみて下さい!
直径4mmで長さ50m、1,000円ちょっととコスパ最高&とても丈夫なのでお気に入り!おすすめです!