今のご時世、焚き火は気軽にできませんよね
でも、どうしても焚き火気分を味わいたい!と、庭で七輪の炭を眺めていたり、アロマキャンドル灯してみたりもしましたが、やっぱり物足りない。。
そんな時にツイッターでこんな情報を発見!
雑誌で見かけた『焚火ろうそく』を作る
細かくした薪を溶かしたロウで固める
薪まで火が回ると……
焚火🔥のように
小さくパチパチと聞こえますよ(*^^*)#おうちDIY#焚火ろうそく#癒し効果あり pic.twitter.com/3NG7TFp9Br
— しのCAMP (@kosi2000) May 6, 2020
しのCAMP(@kosi2000)さんは、いつも素敵なキャンプツイートをして下さる方です
※ちなみに、しのCAMPさんの「焚き火ろうそく」が透明なのは、作った直後だからで冷めたら白くなるそうです。
「焚火ろうそく」とはなんぞや!?
と興奮した私は、早速調べて実際作ってみることに!
そしたら、まさに「お部屋で焚き火!」実現出来ちゃいましたーーー!
焚火がしたい!でも中々出来ない。。そんな方にぜひ作ってい頂きたい「焚火ろうそく」ご紹介します。
実際の作り方や、注意点など詳しく説明していきますワン!
焚き火ろうそくの作り方
では早速!焚き火ろうそくを作っていきましょう!
用意する材料
- スチール缶or直接火が触れても大丈夫な器(小さめがおすすめ)
- ろうそく(どんな種類でもOK)
- 乾燥した木材(割りばしや松ぼっくりなどでもOK)
注意したいのが、ろうそくを入れる器に関して!
普通のキャンドルと違い、火が直接器に触れるので、耐火性(直火OKな)のものでなくてはいけません。
耐火性でないガラス瓶を使うと、割れる可能性があるので危険です。
手軽なのはスチール缶。(アルミ缶は溶けるのでNG)
実ははじめ、アルミ缶で作ってしまい燃やしている最中に溶けました。。
スチール缶の場合は、内側にコーティングがないものにして下さい。(銀色ならOK。白はNG。)
ちなみに、直火OKの小さなガラスポットは中々無いのですが、こちらを発見!
実際にBorosilのグラスを使って作った焚き火ろうそくです。
メッチャキレイ~!
Borosilのグラスについて詳細はこちら↓
スチール缶の加工
今回は野菜ジュースのスチール缶を使用。
- キリなどで穴を開ける
- ニッパーで切っていく
- 切り終わったところ。切れ端が危ないのでペンチ等で潰す
- 完成!
スチール缶は固いので、切る時十分に注意してください。
コーン缶やツナ缶ならカットする必要がないので楽ちんですよ。
木材の加工
今回はだいぶ前に落ちていたのを拾った枝と、松ぼっくりを使用。
ノコギリで切ったり、ナイフでバトニングしてみたり。
かなり小さく切りました。
ろうそくを溶かす
キャンドルをぽきぽきと折って、芯を取り除きます。
スチール缶や耐火グラスにロウを入れて火にかけます。
上記画像のようなシングルバーナーを使うか、鍋の中に入れて湯煎で溶かしてください。
ロウが溶けて透明になったら一旦火を止めます。
木を入れて完成!
松ぼっくりや木を入れていきます。
すると、てんぷらのようにシュワワワーっと木から気泡が出てくるよ!
気泡が落ち着いたら、また火を点けて少し煮たらまた火を消して、ロウが固まるまで放置!
ロウが白く固まったら完成です!
動画でもどうぞ!↓
焚き火ろうそく使ってみた!
焚き火ろうそくを使う準備
まず始めに、焚き火ろうそくの下に必ず耐熱性の敷物を敷くこと!
直接火が触れるので、器が高温になります。
テーブルが焦げないように、鍋敷きなどを敷きましょう。
我が家は金属製のダッチオーブン用底網を使いましたが、小さなスキレットとかでも可愛いかも
焚き火ろうそく点火!
では早速点火!このときはろうそくの芯も入れていたので、芯に火を着けました。
芯にだけ火が着いている時は、普通のキャンドルと変わらず小さい炎だね
しかし!すぐに木の部分にも火が着き、炎が大きくなった!
これはまさに焚き火!!パチパチと木が鳴っているのも聞こえます。
た、楽しい…!
こちらはBorosilのグラスで作った焚き火キャンドル。
側面からでもロウが溶けていく様子が見えてキレイ!
けど後半になってくるとガラス面がススで黒くなっちゃいました。
拭けば簡単に落ちるから、2回目使うときはまたキレイな状態から使えるけどね
動画もご覧下さい。
実は、この動画はアルミ缶で作った焚き火ろうそくなんです…。
なので途中アルミ缶が溶けてしまい、青い火花のようなものがパチパチと出てきてしまいました。
スチール缶の融点1535度なので大丈夫!
焚き火ろうそくにはスチール缶を使用しましょう!
消火方法
全部使い切れればそれでOKですが、使いきれない場合は消火しないといけません。
酸素を遮断できれば良いので、耐熱性のお皿や濡れ布巾(いらない布)を被せます。
布をなるべく隙間なく被せてください。消火後の白い煙も一緒に遮断できます。
器に陶器やガラスを使っている場合は、濡れ布巾をかけると温度差で割れてしまうので、何か耐火性のもので蓋をして下さい。
消火した後はかなりのロウ臭い!なのでしっかり換気する必要あり。。
消火後の布。木に触れた部分が少し焦げてます。
再度点火してとき、はじめのうち少し黒い煙が出ますが、炎が安定すると煙はほとんど出なくなります。
焚き火キャンドルを使ってみて気づいた事
実際に焚き火ろうそくをやってみて、気づいた事をまとめてみました。
- キャンドルとは違い、炎の変化がとても楽しい
- 煙はほとんど出ない(ただし、ロウが気化した白い煙は少しでる。たま~に黒い煙も)
- 思いの他、木材からの炎は強いので、直径が広い缶は危険かも(大きな火柱になってしまう)
- かなりの時間もつ(コーヒー缶ならば3時間はもつかな)
- ロウの匂い※が普通のキャンドルより強い&一酸化炭素中毒防止のため換気は必須
※ロウの匂いはパラフィンワックスや合成香料などの有害物質が含まれます。毎日大量に吸い込まない限り、健康に害を及ぼすことはありませんが、身体に良いものではないので換気をしっかり行って下さい。
今回私が使用したスチール缶はいわゆる缶コーヒーの小さいサイズのものですが、それでもかなり大きな炎になる事も。
家の中でやるなら缶コーヒーサイズか、それ以下の方が良さそう。
外でやるならもっと大きな缶でも楽しめそう♪
焚き火キャンドルのアレンジ
焚き火キャンドルを少しアレンジしてみた様子をご紹介!
焚き火キャンドルをソイ(大豆)ワックスで作ってみた!
ソイワックスで焚き火ろうそくを作ってみました!
ソイワックスとは、大豆油を主原料とした天然植物性ワックスです。
一般的なキャンドルはパラフィンワックスで作られていますが、有害物質が含まれていたり独特な臭いが強かったりします。(有害物質は大量に吸い込まない限り、身体に害はありません)
その点、ソイワックスは有害物質も含まず、むしろ火を灯し燃えることで空気中の不純物を減退させ、空気を浄化させる作用があると言われています。
焚き火ろうそくは一般的なキャンドルよりも多くのロウが溶けるので、パラフィンの臭いがちょっときつく感じることも。
でもソイワックスを使うと、有害物質なし&匂いも優しく安心して焚き火ろうそくを楽しめます♪
美しい火と、パチパチとした音、さらに空気まで綺麗にしてくれるなんて最高すぎる…
一般的なキャンドルよりもちょっとお高めですが、ソイワックスで作る焚き火ろうそくは、優しい香りに包まれて癒し効果抜群ですよ♪
アートファイヤー(ARTFIRE)入り焚き火ろうそくも作ってみた
アートファイヤーは、焚き火の色を虹色に変化させる不思議な粉です。
アートファイヤーをろうそくに混ぜたら綺麗なんじゃないの!?と思い作ってみることに。
結論から言うと、溶かしたロウに入れてもアートファイヤーの粉は溶けないので下に溜まってしまいます。
ロウを缶に移した後、パラパラと振りかけてみました
枝をキャンドルの芯に見立てて作った、アートファイヤー入り焚き火キャンドル。
いざ点火!早速青い光が綺麗。
パチパチという音と共に、青や緑の炎が時よりみえます。
アートファイヤーの粉に火が触れると、パチパチと小さく火がはじけるので、大量に入れると危険です。
少量を振りかける分には危険なこともなく、時折炎の色が変化して面白い。
焚き火ろうそく注意点
部屋の中で火を扱うという事で、注意点がいくつかありますでチェックして下さい。
パチッと小さな火花が飛び散ることもあるので、周りには燃えやすい物は絶対に置かないで下さい…!
欲張って器を大きくすると炎も大きくなり危険なので、コーヒー缶程度の大きさの器を使って下さい。
そして焚き火ろうそくを使用している最中は絶対に目を離さないこと!
寝たりしたら大変!
眠くなってきたらすぐに火を消すべし!
焚き火キャンドルの作り方と注意点をご紹介!手作りでも十分楽しめます!:まとめ
普通のキャンドルは炎の変化はあまりありませんが、焚き火ろうそくなら、焚き火のごとく炎の揺れや変化を楽しめます。
実際の焚き火のように煙は出ないので、お庭やベランダでやるのにも良さそう♪
安全な台の上で耐熱性の敷物を下に敷き、周りに燃えやすい物がないか十分確認のうえ、換気をしっかりと行い楽しんでください。