お隣韓国のキャンプってどんな感じで行われているんだろう!?
最近はYouTubeなどで韓国のキャンプを見る機会も増えたのですが、実際韓国の方はどのようにキャンプを楽しんでいるのか全然知りません。
実際の韓国でのキャンプ人気はどのくらいのものなのか?韓国のキャンプブランドやキャンプ飯についてなど、私が血眼になって探し回った韓国のキャンプ事情についてまるっとご紹介します!
韓国のキャンプブームはすごい!
まず現在の韓国ではどの程度キャンプが人気があるのかについてですが、一言で表すと「すっごい人気!」です
なんとも抽象的だな!もっと具体的に教えろよ!
はい。具体的な数字に表すと韓国貿易統計振興院が調べた2020年の韓国でのキャンプ人口は約700万人でした。
韓国の全人口が5178万人と考えると約7人に1人がキャンプをしていることになります。
【日本オートキャンプ協会調べ。一泊以上のオートキャンプに参加した人を対象】
日本ではキャンプ人気ピーク時でも約15人に1人程度のキャンプ人口と考えると、韓国でのキャンプ人気の高さに驚きます。
韓国でのキャンプ人気も日本と同様コロナの影響がとても大きかったようです。
コロナ以前はキャンプ業界は伸び悩んでおり、かなり厳しい状態だったそう
それがコロナが流行してからは、すごい勢いでキャンプブームが起こりました。
上記グラフは韓国での「キャンプ場」のネット検索数を表しています。
2017年からのグラフですが、コロナが流行し始めた2020年を境に大きく伸びている事がわかります。
韓国でのキャンプ業界にとって、コロナは不幸中の幸いだったってことね…
そしてこのキャンプ人気にあやかって、キャンプ場がものすごい勢いで増えています。
2021年現在、韓国で事業登録されているキャンプ場数は2800ヶ所となり、2018年の1900ヶ所から大幅に増えました。
ここまで一気に増えると、コロナが過ぎた後どうなるかちょっと不安になりますが…
韓国でのキャンプ市場規模は約4兆ウォン(約3840億円)ということで、ビッグビジネスであることは間違いなさそうです。
そして韓国でのキャンプスタイルの変化について少し調べてみると、2010年頃を境に大きく変化したようです。
2010年以前はファミリーや登山家など一部の人に人気だったキャンプでしたが、2010年以降に大型テントが発売されると、多くの若者がキャンプを楽しむようになりました。
そこで今でいう「映え」を狙った商品が多く発売され、現在のキャンプ人気に至っているそう。
アウトドアウェアも人気があり2010年ごろノースフェイスのダウンジャケットが韓国の若者に大流行したことからアウトドアブランドが多く立ち上がり、若者うけするキャンプ道具などがたくさん出回ったのが更なるキャンプブームにつながったようです。
韓国は日本以上に【見た目】を重視するお国柄もあり(整形など外見を美しくする事に積極的)、高級ギアを揃えて見栄の張り合いをしていると感じる方も多いようです。
日本よりも「映えキャンパー」が多そうで、ダサキャンパーの我が家はちょっと肩身が狭そう…
韓国のキャンプ場
韓国のキャンプ場ってどんな感じなのか?色々と調べてみました!
韓国のキャンプ場のお値段
まず気になるのがキャンプ場の利用料金。
アメリカに住む知り合いに、日本のキャンプ場の値段を言ったらものすごく驚かれましたが(高すぎて)、韓国のキャンプ場はどうなんでしょう?
結論から言うと、日本より安い!です。
韓国のキャンプ場検索サイトから色々なキャンプ場の値段を調べてみると、だいたい日本の半額~3分の2ほどの印象。
とはいえ、ホテルなどは日本よりもだいぶお安いので、キャンプ場も同じ価格帯なのだと思います。
韓国のキャンプ場の様子
韓国では日本と同様にオートキャンプ・コテージ・グランピングなど様々なキャンプ場があります。
様々な韓国のキャンプ場の写真を見ても、日本との違いはほとんど感じません。
こちらは韓国北部の済川にある【明暗オートキャンプ場( 제천 명암 오토 캠핑장)】です。
区画が決まっていないフリーサイトで、1サイト3万ウォン(約2900円)とリーズナブル!
日本でこの価格帯だと、シャワー室などは簡易的なものが多いですが、このキャンプ場はきれいですねぇ。
コテージもあり、1棟6万ウォン(約5700円)で利用できます。
キレイで安くていいなぁ~!コスパ重視の我が家にとっては、韓国のキャンプ場は羨ましい
と、このキャンプ場を調べていて一つ気になった点が!!
それは【マナータイムがない】と言う点。
でも日本よりも遅い印象で11時以降がマナータイムというキャンプ場も多いです。
マナータイムがないということで、深夜遅くまで酒盛りしてどんちゃん騒ぎもOKということがアピールポイントだそう。(さすがにカラオケなどは禁止されています)
正直かなり驚きましたが、そのことを承知の上で泊まるのであれば、まぁ問題はないですよね。
夜遅くまで騒ぎたい人には最高のキャンプ場なのかもしれません。
私は行きたくないけど…
韓国では40代以降お断りのキャンプ場がある!?
韓国では「子供お断り」のキャンプ場は以前からありましたが、2021年ソウルのキャンプ場で「40代以降の方はお断り(子供と一緒の場合はOK)」のキャンプ場が誕生し物議を呼びました。
キャンプ場の運営者によると、一部40代以上の利用客が大声を出したり、大量飲酒をして他の利用客に不便を与えた事例が発生し、このような方針を設けたそう。
このキャンプ場はトレーラーハウスの宿泊施設になっており、内装等は20代~30代の女性向けだとして40代以降のコンセプトには合わないという理由もあるそう。
いやいや、それは年齢関係ないでしょ?マナー違反も、好みも年齢で分ける意味が分かりません…
さすがに【40代以降お断り】は批判が殺到したらしく、予約サイトでの「40代以上予約不可」のフレーズは削除したようです。
とはいえこのキャンプ場の方針を肯定的にとらえている人も多く、韓国ではこれからこういったキャンプ場が増えるかもしれません。
韓国のアウトドアブランド一覧をご紹介!
韓国初のキャンプブランドって実はたくさんあります!
日本ではあまりメジャーではないかもしれませんが、その魅力に取りつかれ個人輸入をしてどっぷり沼に使っている人も多数。
そんな韓国のアウトドアブランドについてご紹介!
Helinox(ヘリノックス)
コンパクトで高級なキャンプチェアと言えばHelinox(ヘリノックス)ですが、実は韓国のブランドだって知ってましたか!?
私はつい最近まで知りませんでした
ヘリノックスは韓国の軽量アルミポールブランド「DAC社」の代表ジェイク・ラー氏の息子さん(ヤン氏)が2009年に立ち上げたキャンプ用ファニチャーブランドです。
つまりヘリノックスはDAC社の子会社であるわけですが、このDAC社は世界の多くのテントメーカーにポールを提供している【軽量アルミポール】の世界的トップメーカーです。
コンパクトなのに高強度なヘリノックスのイスは、DAC社のポールあってのものだったんですね
ヘリノックスと言えばコレ!な折り畳み椅子「チェアワン」です。
収納時はとてもコンパクトになり重さ1kg以下、座り心地も抜群で日本にも大変ファンが多い折り畳チェアです。
この形に憧れましたが、お高くて手が出なかったのでパクリ商品を購入しましたが、これはこれでおすすめです。
DAC社の高い技術を表すかのような斬新な形のシェードもカッコいいですね
このボックスタイプのシェードは「ロイヤルボックスシェード」と言い、重さ2.4㎏と超軽量もさることながら、デザイン性と組み立ての簡単さがさすがヘリノックス!と言わしめるシェードになっています。
残念ながら日本ではどのサイトでも売り切れとなっていますが、再販の可能性もあるので気になる方は公式サイトをチェック!
Kovea(コベア)
Kovea(コベア)は1982年に設立された、韓国を代表するキャンプブランドです。
高品質&おしゃれでありながらお手頃価格で、韓国の若い世代からは絶大な人気を誇っています。
コベアの代表的な商品であるスタイリッシュなコンロ「コベア キューブ」は日本でもAmazonで販売され人気の商品となっています。
コベアの大型テントも韓国では大人気!
こちらの「ネストW」は今韓国でとても人気のあるコベアの大型テントです。
お値段は67万ウォン(約6万4千円)と大型テントとしてはお手頃価格で、組み立ても簡単&デザイン性も高いという事で人気なのもうなずけます。
日本でも販売されていますが、お値段がだいぶ高くなってしまうので、もう少し安くなれば人気が出そうなんだけど…
ミニマルワークス (MINIMAL WORKS)
ミニマルワークスは、「自然が生活の一部になるようなアウトドアライフをデザインする」というコンセプトのもと、小さく、軽く、便利な製品づくりに取り組むブランドです。
斬新なデザインの製品が揃っており、韓国で生まれた独創的なギアが特徴です。
KZM OUTDOOR (カズミアウトドア)
KZMは、シンプルかつユニークなデザインが特徴の韓国のアウトドアブランドです。
キャンプ用品やアウトドアウェアなどを展開しており、日本でも注目を集めています。
WIWO (ウィーオ)
WIWOは、アウトドア用品やキャンプギアの製造を行う韓国のブランドです。アウトドアアクティビティをより楽しむための便利なアイテムを提供しています。
BACKCOUNTRY
BACKCOUNTRYは、韓国で人気のあるアウトドアブランドであり、テントや寝袋、アウトドアウェアなどを取り扱っています。
URBAN FOREST (アーバンフォレスト)
URBAN FORESTは、都市と自然を融合させたデザインが特徴の韓国のアウトドアブランドです。
キャンプギアからバックパックまで、多様な製品を提供しています。
韓国のキャンプ飯
韓国料理と言えば、キムチやプルコギ、ビビンバなど美味しい料理がいっぱい!
キャンプでも美味しそうな韓国料理を作っている方が多い印象です。
トッポギなどは色々なアレンジもでき、皆でつまめるからイイなぁ!
トッポギはソース付きのものがネットでも簡単に手に入るので、私たちでも作れそうです。
チヂミもおいしそう!
食材をぜ~んぶ混ぜて焼くだけだから作るのも簡単そうです。
チヂミにはマッコリ(韓国のお酒)を合わせるのが韓国では定番だそうで、当然キャンプにもマッコリを持って行きます。
私も以前にキャンプで「チーズダッカルビ]を作ったことがあるんだけど、めっちゃ美味しかった~(子供も食べれるように辛くないもの)
詳しい作り方はこちらの記事へどうぞ!
⇒キャンプで食べたいバーベキュー以外の料理14選!我が家お気に入りのキャンプ飯!
韓国のキャンプ料理について色々調べていたら、「楽しく食べたら何でも0キロカロリーになる!」という言葉を見つけたので、私もこれから多用してい行きたいと思います♪
韓国のキャンプ事情を詳しくご紹介!:まとめ
お隣韓国のキャンプ事情「やっぱり日本と同じ!」と思う部分や、「日本とはだいぶ違くてビックリ!」と感じる部分まで色々と勉強になりました。
日本以上に盛り上がっている韓国のキャンプ!
これからも要注目です!!