電源がない場所でも、電化製品が使えるポータブル電源!
キャンプや車中泊、防災や節電のためなど、様々な理由で購入を検討されている方は多いのではないでしょうか?
特にキャンプではスマホやライトの充電、電気毛布の使用など活躍の機会は多く、我が家にとって今やなくてはならない存在のポータブル電源!
ですが、我が家の所持しているポータブル電源はコンパクトなタイプで、容量もそんなに大きくないので、ドライヤーなど高出力の電化製品が使えないのがちょっと残念でした。
かといって、高出力で容量も大きいポタ電を買おうと思ったらかなりお高いし、サイズも重さもかなり大きくなってしまうので購入をためらっていたのですが…、
今回BLUETTIさんからお声がけ頂いて、2024年6月新発売のポータブル電源【AB50B】を使わせて頂いたらなんと!1000Wまでの電化製品が使えるとな!
ちょっとあまりに衝撃だったので、これから詳しくご紹介していきます。
※BLUETTI JAPAN様から商品をご提供いただきました。実際に使用して感じたことを、率直にレビューしていますのでぜひ最後までご覧下さい。
BLUETTI AC50Bポータブル電源の詳細をチェック
BLUETTI AC50Bについて詳しく見ていきましょう!
ちなみにBLUETTIについて少しだけご紹介すると、BLUETTI(ブルーティ)は、「POWEROAK(パワーオーク)株式会社」が手掛けるブランドです。
パワーオーク社は、リチウムイオン電池の研究開発・生産における世界のトップ企業であり、ポータブル電源システムの生産においては世界一の供給実績を持っいるスゴイ会社なんです!
2021年には日本法人「BLUETTI JAPAN株式会社」が設立され、アフターサービスやサポートも充実。
2022年12月には、東京秋葉原に「BLUETTI 秋葉原直営店」をオープンしています。
また、BLUETTIのポータブル電源が防災用品として、東京都に430台以上配備されているのをはじめ、多くの全国自治体で設置されていることから、信頼のおけるブランドだということがわかります。
BLUETTI AC50Bのスペック
バッテリー | PSE適合品、純正弦波 容量:448Wh/20Ah 種類:リン酸鉄リチウムイオン電池 サイクル回数 : 3000回以上 充電時間:高速 45分で80% 70分で100% 通常 3時間 静穏 5時間 動作温度 : -20℃~40℃ |
---|---|
対応周波数 | 50/60Hz |
出力仕様 | AC出力×2:700W(電力リフトモード使用で1000Wまで) DC出力:Type-C×2:5/9/12/15/20V、3A; 20V/3.25A USB A×1:5V/3A シガーソケット×1:12V/10A 120W Max |
入力仕様 | AC充電 ソーラー充電:12~28V 200W Max カー充電:12V/24V 発電機充電 |
サイズ | L280×W200×H220mm |
重量 | 6.7kg |
カラー | ブラック |
保証期間 | 5年間 |
※ここすごい!ポイントは赤太文字にしてます。
BLUETTIのポータブル電源のAC出力は、家庭用コンセントと同じ「純正弦波(正弦波)」を採用しているので、精密機器も安心して充電できます。
なのでポータブル電源で家電製品を使用する場合は必ず「正弦波」である必要がありますが、安価なポータブル電源の場合必ずしも正弦波ではないため購入の際はチェック必須の項目になります。
リン酸鉄リチウムは低温環境性能が優れているため、-20℃の環境でも給電が可能なのも嬉しいポイント。(充電は0℃〜40℃)
キャンプでは氷点下になる事も少なくないので、-20℃まで使えるのは安心です!(他メーカーは-10℃までのことが多いです)
保証が5年間っていうのもスゴイよね!※
※BLUETTI正規販売店で購入が条件(正規販売店であれば、Amazonや楽天から購入した場合も対象)。
他のお店から買った場合は2年となります。ただし、BLUETTIの公式サイトから製品登録すると無料で3年の延長保証が受けられます!
容量は448Whで、ソロキャンやデュオキャンプに最適な容量だと思います。(電気毛布など高出力なものを長時間使う場合はもっと容量が大きいものをおすすめします。)
スマホやゲーム、扇風機やライト、PCの充電のみだったらファミリーキャンプでも余裕だよ!
AC50Bのセット内容
セット内容 |
ポータブル電源 (AC50B)本体×1 |
ACアダプター充電器×1 |
カーチャージャケーブル ×1 |
MC4ソーラー充電ケーブル ×1 |
接地用ネジ×1 |
取扱説明書×1 |
保証書×1 |
外観をレビュー
まず一番に感じたのが、小ささと軽さ!
リン酸鉄リチウムイオン電池は安全性が高く長寿命なのが特徴ですが、サイズが大きくなってしまうデメリットもありました。
が!このAC50Bは画像でお分かりの通り、横幅28㎝しかなく重さも6.7kgとかなり軽量。
女の私でも指2本で軽々持てちゃうのがすごすぎる!
こちらが正面。AC入力以外のポートがすべて正面に配置されているので、とてもわかりやすくスッキリとした配置になっています。
左側面はファンの通気口。
背面には製品仕様と注意事項が書いており、持ち手もあります。
右側面にはAC入力ポートと、アース用端子があります。
上部は持ち手部分以外はフラット。
底面四隅にはゴムパッドがついており、テーブルの上でずれたりすることもなく安定してい使用できます。
ディスプレイはとても見やすく、電池残量が1%単位で見れるのでわかりやすい!
右上に「ECO」の文字が光っていますが、これはBLUETTI特有のエコモードがオンになっている状態です。
一般のポータブル電源は出力をOFFにしないと電力を消耗し続けますが、ECOモードをONにしておくと、ACの出力で10W以下、DC出力5W以下がしばらく続くと、A/DC出力が自動的にOFFになります。
つい消すのを忘れちゃうフラミン子には最高の機能だぁ~
DC入力とシガレットライター出力ソケットにはカバーが付いています。
それぞれの出力ポートには電源がついており、使用するポートのみ電源を入れることで少しでも消費電力を抑えることができるようになっています。
キャンプにも防災にも最適!BLUETTI AC50Bのスゴイ特徴5選
実際に使ってみて感じた【BLUETTI AC50B】のスゴイ!と思ったポイントを5つご紹介していきます!
電力リフト機能でドライヤーなど高出力の家電製品が使える!
これは本当にスゴイ!!
一般的なポータブル電源は「定格出力」以上の電化製品は使えません。
しかし!AC50Bは定格出力700Wでありながら、【電力リフトモード】をオンにすれば最大1000Wまでの家電製品が使えるのです!
たとえば1,000Wのドライヤーの出力を700Wまで下げて使用することができるようになるわけです。
1000Wのドライヤーを使用しましたが、ポータブル電源の消費電力を見ると650Wに!
電圧を下げているので、普通に使用するよりもパワーは劣りますが、ドライヤーに関しては温風も風力もそこまで変わらず、問題なく髪を乾かすことができました!!
思ったより長く使えてビックリ!
一般的にドライヤーが使えるポータブル電源は定格出力が1000W以上は必要で、そうなるとサイズも大きくなり、お値段も高額でした。
誰でも気軽には買えなかったよね…
しかし!AC50Bならコスパも良くコンパクトなのに、高出力の家電も使えるので、今まで高出力の家電を使いたかったけど諦めていた人には最適なポータブル電源だと思います!
災害時などでもドライヤーや電気ケトルが使えるメリットはめちゃくちゃ大きいです!(災害時にとお考えの方はソーラーパネルも一緒に持っておくと安心です。詳しくは後ほど)
安全性が高く長寿命なリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載
ポータブル電源で一番気になることと言えば【安全性】ではないでしょうか?
ポータブル電源は年々普及していますが、同時に発火や爆破などの事故も増えていますよね。
消費者庁が2017年~2022年に集めた情報によると、焼け跡でポータブル電源が見つかった火災は全国で少なくとも55件発生しています。
その多くがポータブル電源(リチウムイオン)を充電中に起きています。
事故の起こしたポータブル電源の多くは【三元系】と呼ばれるリチウム電池が搭載されていました。
しかし!BLUETTIのポータブル電源は、「リン酸鉄リチウムバッテリー」を採用していることで安全性が格段に上がっています!
上記の図はリチウムの種類と安全性を表したものになります。
図を見ていただくとわかる通り、一言に「リチウム」と言っても何種類もあり、その中でも「リン酸鉄リチウム」が一番エネルギー密度が低く、安全性が高いのが分かります。
リン酸鉄リチウムはリン(P)と酸素(O)の結合が強く安定しているため、600℃まで熱分解が起こらず安全性が大幅に向上しています。
リン酸鉄リチウムイオン電池は安全性はもちろん、長寿命なのも大きな特徴です!
一般的な「三元系リチウム」は、充放電サイクル数500〜800回なのに対し、「リン酸鉄リチウム」は3000回以上と3倍以上も長持ちするのです。
充電が速い(充電モードを選べる)
AC50Bは【標準・高速(ターボ)・静穏】の3つのAC充電モードを選べます。
モード | 充電電力 | 充電時間 | 特徴 |
---|---|---|---|
標準 | 270W | 3時間 | AC50Bのバッテリーに優しい充電方式 |
高速 | 580W | 45分で80%充電、70分で100%充電 | 充電時間を優先する場合の充電方式 |
静穏 | 108W | 5時間 | 静かで低電力動作で、バッテリ寿命が長くなる充電方式 |
高速だと45分で80%の充電ができるので、キャンプ当日の朝に「充電忘れてたー!」なんてときにも間に合うよね!
時間がかかってもOKな寝る前に充電する場合は、「静穏モード」にして充電音を抑えバッテリーにも優しく充電できるのが嬉しい。
モードの切り替えはスマホアプリや本体から簡単にできますよ。
車のシガーソケットからの充電も早く、3時間で80%の充電ができちゃうので、旅先などでも便利ですね。
アプリで様々な設定を簡単にできる
BLUETTIの専用アプリを使用すれば、様々な設定やポータブル電源の現在の状態を簡単に確認することができます。
【パワーリフトモード】のON/OFFや充電モードの切り替えは、本体からやるよりもアプリからの方が簡単にできるのでアプリの使用がおすすめ。
初期設定も簡単だし、バージョンアップなどもできるので、BLUETTIを持っている人ならこのアプリを取っておいて損はないです…!
UPS機能搭載で突然の停電にも対応できる
UPS(Uninterruptible Power Supply)とは無停電電源装置の略語で、停電した際にサーバーやデスクトップパソコン、水槽、防犯カメラなど停電中も一時的に電力が必要な機器に接続するための非常用バッテリーです。
AC50Bは20msの切り替え時間で瞬時に電力を回復するUPS機能を搭載してます。
旅行のときなどにこの機能を使えば、もしもの時にも安心だよね♪
そして当然パススルー充電もできるので、ソーラーパネルでポータブル電源本体へ充電を行いながら、USB接続したスマートフォンへ充電する、といった使い方できます。
ソーラーパネルがあればいつ何時でも安心!節電にも!
ポータブル電源の購入を検討されている方や、すでにポータブル電源をお持ちの方はソーラーパネルも購入しようか必ず迷われると思います。
ソーラーパネルが必要かどうかは、どういう目的でポータブル電源を所持しているかにもよると思うのですが、私的にはあった方が絶対にイイ!です
なぜならもしもの災害時に絶対的な安心が得られるし、普段使いとしても電気代の節約もできるから。
ソーラーパネルがあればポータブル電源が電池切れになっても、太陽光さえあれば充電できます。
災害時にスマホだけでも使えると思うと、精神的にかなり安心ですよね。
最近は充電式のライトも多く販売されてるので、明かりも確実に確保できる安心感はありがたい。
私の場合普段から家でパソコン充電用として使ったりもしています。(スタンディングデスクに置いてる)
充電はソーラーパネルで行っているので、電気代はタダ!年間で考えれば結構節約なってると思うんだよね♪
AC50Bはサイクル回数も3000回以上あるので、充電頻度が多くても電池の劣化を気にしなくて良いのも嬉しいです。
PV120Dのスペック
最大出力 | 120W |
セール変換効率 | 最大23.4% |
出力電圧(Max.) | 20.8V |
出力電流(Max.) | 6A |
開路電圧(Voc) | 24.4V |
短絡電流(Isc) | 6.6A |
作業環境温度 | -10℃〜+65℃ |
推奨作業環境温度 | +25℃ |
折り畳み枚数 | 4枚 |
サイズ(展開時) | 50 × 176cm |
サイズ(収納時) | 50 × 50cm |
重量 | 5.36kg |
保証期間 | 12ヶ月 |
同梱明細 | ソーラーパネル本体PV120×1、 MC4ケーブル×1、取扱説明書×1, 保証書×1 |
PV120Dの詳細の外観
折りたたみ時に持つとこんな感じ。
重さは5kgちょっとなので重くありません。
厚みも一番厚いところでも6㎝ほどしかないので、車の積載にも困らないのが嬉しい。
前面にはケーブルが収納できるファスナー付きのポケットが付いています。
止水ファスナーになっていますね。
こんな感じでケーブルが入っています。
両サイドのボタンを外すと開きます。
開くと4枚のソーラーパネルが出現!
幅176㎝もありギュンギュン太陽光を吸収します!
角度は【35℃・45℃・55℃】の3段階で変えられるので、太陽の位置によって調整できます。
脚の角度を固定できないソーラーパネルが多い中、このBLUETTIのソーラーパネルはしっかりと簡単に固定できるのはかなり嬉しいポイント!
後ろから見るとこんな感じ。
ソーラーパネルのセットが完了したら、ポータブル電源とソーラーパネルをつないでいきます。
ポータブル電源に付属されているケーブルと、ソーラーパネルのケーブルをつないだら、、、
あとはポータブル電源のDC入力につなげばセット完了!
実際にPV120Dを使用してAC50Bを充電してみた!
6月の晴天(薄雲はあった)の日に、ソーラーパネルPV120Dを使ってみました!
午後1時すぎで太陽はほぼ真上にあったのですが、角度で違いがでるのか試してみたくなり、とりあえず45℃の角度でやってみました!
すると76Wの表示が!
次に角度35℃にしてさらにしっかりと太陽光が当たるようにしてみました。
98Wになりましたーー!やっぱり角度によってかなり変わりますね。
一日晴天でも時間帯によって充電できるパワーは変わります。
なので、ずっと98Wが出るわけではありませんが、それでも十分に陽が当たるところに昼間置いておけば、1日で満充電いけそうです。(AC50Bの場合)
思いのほか早く充電できるので、キャンプではもちろん、災害時や日常の節電対策なんかにもかなり役立ちます!
その中でもBLUETTIの製品が一位を獲得し、ソーラーパネルの充電性能はかなり高くトップクラスとのことだったので、ソーラーパネルを迷っている方はBLUETTIの製品を買っておけば間違いないです。
今回使わせいただいたソーラーパネルPV120Dは、今回セット販売されているPV120とは違う製品です。
セット販売されているソーラーパネルの方がサイズが小さくなりますが、定格電力は変わりません。
今回ご紹介したPV120Dはこちらの商品になります↓
BLUETTI AC50Bポータブル電源のメリットデメリット
実際にAC50Bを使用てみて感じたメリットデメリットをご紹介していきます!
デメリット
- USB-Aポートが1つしかない
AC50Bを含め今まで3台のBLUETTIのポータブル電源を使ってきましたが、今まで不満に感じていた部分がほぼ解消し、正直デメリットはほとんどありません。
ですがあえてあげるとするなら、「USB-Aポートが1つしかないこと」ですかね…
USB充電ができる製品は色々と販売されていますが、付属されているほとんどのケーブルがUSB-Aポートです。
なので個人的にはUSB-CポートよりUSB-Aポートの数を多くしてほしかったなと思います。
メリット
- パワーリフト機能で1000Wまでの家電製品が使える
- 充電速度が選べる
- 電池の劣化を気にすることなく使用することができる
- 安全性が高く安心
個人的にとにかく感動だったのが【パワーリフト機能で1000Wまでの家電製品が使える】こと!
こんなにコンパクトで軽くて、さらにコスパも良いポータブル電源でドライヤーが使えるのは夢のよう♪
ドライヤーがないキャンプ場も多いので、これからはその点を気にせずにキャンプ場選びもできるのが嬉しいです。
定格出力も700Wまでなので一度にたくさんのデバイスをつなげられるも嬉しいです。
そして充電速度が選べるのもかなり嬉しいポイント!
高速充電できるのは当然嬉しくすごい機能なのですが、個人的には静かにゆっくりモードも選べるのがかなり嬉しい!
高速充電時は音がかなりうるさいので、夜寝る前などに充電するには不向きなんですよね。
なので静穏モードで静かに充電できるのを選べるのはすごく嬉しいです。
電力リフト機能が凄すぎた!BLUETTI AC50Bを徹底レビュー!小型なのにドライヤーが使えるポータブル電源:まとめ
今やキャンプでポータブル電源を持っていかない日はなく、一度使ってしまうとなぜもっと早く買わなかったのかな?と後悔したほどです。
でも、今までポータブル電源の購入を決断できなかった人はむしろラッキーかもしれない…、なぜならAC50Bが買えるから!!
と言うくらいこのコンパクトさで1000Wまで使えるという機能は凄すぎました。
防災の観点からみても、ドライヤーで髪の毛を乾かせるのは、特に女性にとって安心材料の大きな一つになると思います。
ソーラーパネルとセットで持っていれば無敵!
リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しているので、バッテリーの劣化をほとんど気にしなくて良いし、バンバン使って節電対策にするのもかなりおすすめですよ!
キャンプ・車中泊・防災・節電、目的は色々あれど、コスパも機能性も抜群なBLUETTI AC50B、買って損はさせません!